グラブのレース紐の通し方
2016-4-4
グラブを使い込むことによってレース紐が切れてしまったり、緩んできてしまうようなことがあります。紐が切れてしまったまま使うことは危険を伴いますし、緩んでくるとボールを捕りづらくなってしまいます。このような場合はメンテナンスのひとつの作業としてレース紐を取りかえなければなりません。レース紐は野球用具ショップなどで買うことができます。その際、どうせ取りかえるのであれば元々の紐とは別の色の物など自分の好みの色の紐を選ぶといいでしょう。ただし、公式な試合では紐の色に規定がある場合がありますので、派手な色は控えるなどといった注意が必要になります。新品のレース紐をそのままの状態でグラブに通してしまうとグラブ自体が硬くなってしまったり、形が変わってしまうことがありますので、まずは紐にオイルなどを塗って柔らかくする作業から始めます。充分に紐が柔らかくなったらグラブに紐を通していきますが、その際、元々の通し方を覚えておく必要があります。カメラで撮影しておいても良いでしょう。古いレース紐を抜いていきますが、一気に抜くことは避けて、抜いてからその部分に紐を通すということを繰り返していきましょう。専用の紐通しがあるのでそれを使うと穴に紐を通すという作業が楽になります。土手の部分は少しきつくする、ウェブや指先部分は逆に緩めにするなどといった、すぐに使用するための工夫や、自分に合った調整を意識しながら作業を進めていくと良いでしょう。覚えていた元々の通し方のように紐を通すことができたら紐を結びます。結び方については、2本の紐の表側が自分の方を向くように手で持ち、片方の紐を重ねるように交差させ、もう1本の紐を重ねた紐で巻き込むように通し、縦に結び目ができるようにします。縦に結んだ紐の上側を表が見えるように倒していきます。倒した紐に下側の紐も表が見えるようにして被せます。被せた紐をそのまま表を見せたままで上側の紐の下を通していきます。通した紐を少し強めに引いてからもう1本の紐を引くと形が作りやすくなります。このとき2本の紐は表側が自分の方に向いています。しっかりと紐を引いて形を整えて完成です。グラブに元々通されていたレース紐の通し方以外にも通し方は何通りも存在します。人気のある野球選手の持つグラブの紐の通し方と同じように通す人もいます。紐を通す作業に慣れてきたら別の紐の通し方を研究してみるのも良いでしょう。